口腔外科による親不知抜歯手術
銀歯が取れたことで端を発し。紹介状を書いてもらって口腔外科へいきました。

ですが、家の近くの歯医者で撮ったレントゲンを見ると、私の埋没した親知らずの内、問題になっている右下奥の親不知は顎の骨に通っている神経と血管が通る管に接しているように見えていたので、改めて3次元で位置を把握するためCTスキャンを行うことになりました。CTスキャンを撮った結果を見ると、どの角度から見ても神経と血管が通る管に親不知が接しているとわかりました。
一方左側は離れていてとても対照的でした。医者から説明されたのは、右顎下の親不知の抜歯は、通常の抜歯手術より少しリスクが高いということ、抜かずにこのまま放置しても、将来的には歯周病によって神経や血管がダメージを受ける可能性が高いということでした。そして手術は若い方がダメージも少なく回復し易いのでやるなら早い方がいいと説明されました。
手術のリスク
親不知の抜歯手術は、2度とやりたくなかったですし、埋没歯2本に上の親知らず2本の内1本は虫歯になっていてかなりひどい状態でしたので、1度に4本を抜くことにしました。
その手術の説明などを受けて、教えてもらったリスクの内容は以下のようなものでした。
- 右下埋没歯の手術後に右下唇に麻痺が残る可能性がある
- 麻痺はしばらく続くが時間とともに軽減される
- 手術は1時間から1時間半ほど
- 静脈麻酔(沈静法)による手術
- 静脈麻酔は眠ったような状態になるため、術中に意識が戻ることがある
- まどろみのような状態なので、恐怖心がなくリラックスして受けられる
- 手術前日から、手術後4日、合計4泊5日で入院が必要
ビビらせたいのかと思うくらい何度も言われたのが、下唇に麻痺が残るかもしれないというエクスキューズでした。右下顎の親不知は深く埋まっていて、ちょうど顎の骨のラインに沿って骨の内側にある神経と血管の管に接しています。
この神経は下唇から下の神経につながっているため、この神経が傷つくと歯茎を麻酔したときのような感覚のない状態になるらしいのですが、ビタミンを投与してやると自然とある程度は治るらしいのです。正座をした後の足の痺れのようなものと説明されました。
恐怖をやわらげるために、手術で行われる内容をこと細かに確認して、どう親不知を抜くのか、親不知を抜くときの歯の割り方、抜き方、終わった後の状況がどうなるのか、術後に行う処置についてなどかなり細かくしつこく聞きました。そのくらい私にとって親知らずの抜歯手術は怖いものでした。
私は人生で手術室で受けるような手術は一度もしたことがなかったので、麻酔で眠っている間に他人に体をいじられるようなことには強い抵抗がありましたが、こういう出逢いはなるべくしてなったものなのだと、自分に暗示をかけ、できるだけ早く手術をすることにし、最短で可能な8月のお盆に手術をすることにしました。
事前検査
まずは事前検査、手術1ヶ月以内の検査結果が必要ということで、4週間前に検査を受けました。血液検査、血液止血検査、呼吸器検査、レントゲンと一通り検査を受けました。
皮膚科で処方されている薬の影響もなく、検査結果は良好で、入院1週間前には皮膚科の先生に相談して、一部の薬の処方をとめてもらい、万全の準備をして入院の日を迎えました。

by secretariat
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