アトピーの体に石鹸は強すぎる

アトピーの治療

アトピーは肌を清潔に保つべき

アトピー性皮膚炎にかかると、肌を清潔に保つ必要があります。しかし清潔に保つために石鹸で洗うことはデメリットが大きいと思います。

皮膚を清潔に保つには、皮膚に住み着いているブドウ球菌を殺す必要があります。重度のアトピー性皮膚炎にかかった方なら良くわかると思いますが、石鹸を使って洗うとお風呂上りに皮膚がガサガサになってものすごくかゆくなります。かゆくなってさらに掻いて悪化する負のスパイラルに陥ります。

石鹸を使ったらバリアが壊れる

アトピー 石鹸 ブドウ球菌 抗生物質 保湿剤 ペパリン類似物質 クリーム 入浴 風呂皮膚を守るのは皮脂ですが、石鹸は皮脂を落とします。それはどんな石鹸でも程度の差はあれど同じです。石鹸を使って皮膚がきれいになるのは皮膚が正常だからです。正常でない皮膚に石鹸のようなものを使えば、内部の皮膚組織がダメージを受けてしまいます。皮膚の汚れはよほどひどいものでなければ石鹸を使って落とす必要はありません。

アトピー 石鹸 ブドウ球菌 抗生物質 保湿剤 ペパリン類似物質 クリーム 入浴 風呂清潔にする=石鹸で洗うことではなく、肌は自然に剥がれ落ちて入れ替わるので、それを助けてあげる程度で十分です。お風呂にはしっかり入って、ゆっくりお湯に浸かりながら皮膚を手のひらでやさしくこする程度にして重症化した皮膚が正常に戻るのを待った方が治りは速いと実感しています。汗や皮脂などの汚れはそれで十分に落とすことができます。正常な肌は石鹸で洗っても問題ありませんが、敏感肌になっているなら控えたほうがいいかもしれません。

お風呂から出たらすぐに保湿剤で全身をコーティングしましょう。私が皮膚科で処方されていた保湿剤はヒルドイド(ヘパリン類似物質)と言う薬でした。尿素もステロイドも入っていません。たくさん塗っても問題ありません。医者に通う前にかたくなに自己流治療をしていたときのどの保湿剤よりも保湿力が高く、塗った後がベタベタしたりせず、かゆくなりにくい薬です。

お風呂の後の保湿剤の塗り方で気をつけていること
お風呂上りは5分以内が勝負 お風呂に入ると少なからず皮脂がはがれ、冬場のお風呂上りは特に皮膚が乾燥していくのを感じます。 お風呂に上がり、脱衣所で体を拭き、薬を塗る。これではせっかく潤った体の水分が逃げてしまいます。5分以内が勝負といわれて...

病院へ行った方が近道

重度のアトピーの場合はすぐに病院へ行って、皮膚科の治療を受けるべきです。皮膚科に行けば、抗生物質など処方されてブドウ球菌を殺すことができヘパリン類似物質を含んだ保湿剤も市販品より安く入手することが可能ですので、まず病院をうまく利用して、抗生物質でブドウ球菌を排除し、しっかり保湿することから始めましょう。それから治療をしたほうが手っ取り早いです。 

ステロイドに対して強い拒否反応を示す方もいますが、今はステロイド以外の薬もありますし、どうしても嫌なら相談してみてください。自分で勝手に判断して負のスパイラルにはまるより、皮膚科で症状を軽くしてから、皮膚科以外のアレルギー科などを探して、根本治療の方法を探りましょう。自己流の治療で遠回りしても時間の無駄です。私自身重度のアトピー患者なので身をもってそう感じました。

お風呂の後の保湿剤の塗り方で気をつけていること
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by secretariat

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