長年苦しんできたアトピー
このサイトへ来ていただいている方は、アレルギー症状に悩んでいる方か、もしくはご家族や大切な方がアレルギー症状に苦しんでおられるのだろうと思います。私も幼少期から長い間アレルギー症状に悩み、特にアトピーには本当に苦しめられてきました。
顔や見えるところに症状が出ると、他人からみても病気なのは明らかにわかりますし、その人の目を気にしてしまい、さらにストレスを感じてしまいます。それがまだ一時的な肌荒れのように時間が経てば治るのであれば、我慢もできますが、一番苦しいのは、その原因がはっきりわからない、いつ治るかわからないと言うところにあります。
私の体験談が参考になるかどうかはわかりませんが、長い間かけて治療を行ってきた体験談をここに残しておこうと思います。
幼少期から思春期
私は幼少期からアトピー性皮膚炎で悩んできました。幼少期はひざの裏はよくかさぶたができていました。中学生になると安定するようになりましたが、高校生になり自分が何のために勉強するのか、将来の夢は何なのか答えの出ないまま、大学受験シーズンへと突入し、慣れない塾へ通い始めたころから食生活の乱れと、精神的なストレスからアトピーは悪化していき、首に発疹が出るようになっていました。

大学時代
一浪して何とか大学には合格したものの、大学生になってさらに悪化が進んで、顔を中心に悪化して行き、体も常にかきむしる状態で、大学生活を楽しむどころか、通うことすらつらい状態が続き、大学時代に合コンに行ったこともなければ、遊んだ記憶がほとんどない暗黒の大学時代でした。

このころ一度病院へ通うようになりましたが、塗り薬や飲み薬を処方されるだけで、対症療法しかされずに根本的な治療にならず、何も改善しないことから、外出するのさえつらいのに通うのが嫌になって病院へ行くことはなくなり、すっかり医者不振へと陥って、風邪を引いても病院へ行かないようになってしまいました。
それ以降は市販のアロエを含んだ保湿薬を塗りながら、やりくりするようになっていきました。それでもなかなか安定せず、体調は悪くなっていきました。
卒業だけはしなくてはいけないと考えて、単位は卒業に必要な単位+2単位というギリギリの状態で4年生を迎えました。そのころには体調もどん底だった私は、大学の先生と相談して、大学院へ進むことを条件に、4年生時代はほとんど大学へ行かずに治療することになり、お情けで大学を卒業させてもらって大学院へ進みました。
大学院、就職活動
リビメックスコーワというリバウンドの少ないステロイド薬を見つけてからは、その薬で大学4年の終わりには、休んだ甲斐もあり、何とか大学へ通うことができるようになっていて大学院はまじめに2年間通い、精神的に充実するとともに病状も回復して行き、大学院修士2年の春には就職活動を始めました。
就職氷河期と言われた時代に、運よく3社の内定を夏にもらうことができて、大学院修士号を取得し、卒業するころには薬を使う必要がないところまで回復していました。

しかし、社会人になってからのストレスは学生時代の比ではなく、さらにこの学生時代の経験が、症状を悪化させて、頑張りすぎることにもつながり、自分で自分の首を絞めさらに苦しむことになります。
次回へ続きます。

by secretariat


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