銀歯がポロッと…
6月末のことでした、右下顎の奥歯に埋め込んであった銀歯が取れてしまいました。その日は日曜日で、夜食事をした後ガムをかんでいたらポロッと取れてしまったのです。どうやら銀歯の下で虫歯が進行してはがれてしまったようでした。
何年ぶりかの歯医者
長年アトピーに悩んでいて、いろいろな薬を服用していた私は歯医者に行くのをずっと避けていて、その銀歯が取れた歯以外にも長らく放置していた虫歯があり、左上顎の奥歯の銀歯が一部欠けて隙間ができて中が空洞になっていました。
両顎の歯で食べ物をかむことができなくなってしまった私は、しかたなく何年も前に通っていた歯医者に行こうと思いましたが、翌日月曜日の朝になっても行く気になれませんでした。痛かった記憶が足を遠ざけていたのだと思います。
嫌なイメージを払拭できないなら、まだ嫌なイメージがついていない歯医者に変えてしまおうと思った私は、以前の歯医者よりも家に近い別の歯医者に通うことになりました。そこに決めた理由は、家族が痛くなかったと言っていたからです。(単純な理由)
不思議な出会い
新しく通うことにした歯医者は虫歯になりにくい口内環境の維持を積極的に行う予防歯科を信条とした歯医者で、初日は歯の治療はセメントをかぶせるだけにして、唾液の採取や口内の検査を中心に行いました。歯垢や歯石の状態の確認をし、それに合わせて歯磨きの仕方の指導を受け、検査の結果を待ってから歯の治療を行うことになりました。
レントゲンを撮影し、歯の状況を確認しながら今後の治療方針を確認し、私は現在抱えているアトピーの治療と使用している薬について、説明をして歯の治療に影響がないか確認をしてその
日は帰りました。
意味のある出会いはとかく特別な印象を残すことが起こるものですが、この時は同じ苗字の方と健康保険証カードを取り違えて渡してしまうという受付のミスがあり、何ともインパクトのある一日でした。その後に起こることも知らずに…。
検査結果から意外な展開に…
1週間ほど経って検査の結果を聞きに行くと、見せられたレントゲンには下顎の奥歯、親不知が上ではなくて前を向いて埋まっているのがレントゲンに写っていました。そして歯医者さんは、右下の親不知には歯周ポケットのようなものがあって、周囲に慢性的な炎症があるから親知らずを抜いたほうがいいと言うのです。
まぁそれは歯医者に行けばよく言われることで、親不知を抜くように進められても断るので、「そうですか…」と流していたのですが、予想外のことを言われてドキッとしたのは、それが「自己免疫疾患」の原因、つまり私が長年苦しんでいたアトピーにつながっているかもしれないと言われたのです。
その後の説明で、顕微鏡に映っていた歯周病菌の中毒性の強い菌は、血中のヘモグロビンが好きで、腫れた歯茎から血管内に侵入し、体内へと移動し、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの血管系の病気、糖尿病やリウマチなどの関節炎、腎炎などを引き起こし、近年では自己免疫疾患も引き起こしているという研究結果があると説明されました。
紹介状を書くから、大きな病院の口腔外科で埋没している親不知の抜歯手術をしてもらうプランを立ててもらうよう勧められました。
自分でも親不知周辺で起こる炎症と、自分の顔の皮膚に起きる炎症が関係有るような気はしていました。例えば私は中耳炎をおこしやすいので、頻繁に耳の掃除をしています。耳の中がむずむずすると触らずにはいられないのです。親不知周辺で起こった炎症が、中耳炎や顔の皮膚の炎症を助長しているのかもしれません。そんな思い当たる節があったことから、歯医者のすすめで、素直に口腔外科での手術を受けることにしました。
by secretariat



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